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歯のヒビは自然再生する?治療方法や予防方法と合わせて解説

20代や30代の方にはあまり見られませんが、40代後半にさしかかると増えるのが、歯のヒビによる痛みです。
そこで今回の記事では、歯のヒビが自然に再生するのか、またその治療法や予防策について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

歯のヒビは再生するのか?

歯は体内で最も硬い器官ですが、それはエナメル質と象牙質という硬い材質から構成されているためです。
特に、エナメル質は石灰を主成分とした硬い結晶構造で、その下にある象牙質も無機質が多く含まれています。

これらの部分がヒビや破損を受けると、自然に再生することはありません。

ヒビの主な原因には、硬いものを噛んだ衝撃や、ストレスからくる歯ぎしりなどがあります。
これらの力が歯に加わると、特に象牙質に保護されている歯髄が刺激され、痛みや知覚過敏の原因となることがあります。

また、歯には再生する能力がないため、一度損傷を受けるとその部分が元通りになることは期待できません。
これは、骨と異なり、歯が生え変わるのは生涯で2回だけであり、それ以上の自己修復能力を持っていません。
そのため、ヒビや破損は適切な治療をする必要があります。

歯のヒビの治療・予防方法

歯のヒビには様々な治療法があり、その選択はヒビの程度や症状によって異なります。
軽微なヒビでかみしめても痛みがないのであれば、被せものが選択されることもあります。

しかし、歯髄まで達している深いヒビや、かみしめたときの痛みがおさまらない場合は、抜歯が必要となることも少なくありません。
また、神経が無い歯だと、多くの場合は抜歯となります。

予防策としては、日常生活で硬い物を避けることが重要です。
例えば、豚足やスルメ、硬いせんべいや炒ったマメなどを頻繁に食べるのは避けましょう。
たまに食べる程度なら問題ありませんが、毎日食べていると、歯への影響も無視できなくなります。

また、夜間に無意識のうちに歯ぎしりをする人は、ナイトガードの使用が効果的です。
これにより、不要な力が歯に加わるのを防ぎ、ヒビの予防につながります。
歯の健康を維持するためには、日頃からのケアが非常に重要です。
定期的な歯科診療を受けることで、初期の段階でヒビを発見し、適切な対処を行えます。

まとめ

歯のヒビは自然には再生されず、一度ダメージを受けると適切な治療が必要となります。
日常生活で硬いものを避け、ストレスを管理することが予防に繋がります。
また、定期的な歯科診察を受けることで、歯の健康を守り、美しい笑顔を保つための一助となるでしょう。