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大人になっても歯がギザギザ?原因と改善策を解説

鏡を見るたびに、前歯のギザギザが気になっていませんか。
実は、前歯のギザギザは決して珍しいことではありません。
多くの場合、心配する必要はありません。
しかし、それでも不安だという方、見た目が気になってうまく笑えないという方もいらっしゃると思います。
今回は、その原因と対処法を分かりやすくご紹介します。
不安な気持ちを解消し、笑顔を取り戻すお手伝いができれば幸いです。

 

歯がギザギザになる原因

 

生え変わりとマメロン

 

永久歯が生えてきたばかりの頃は、歯の先端にギザギザが見られることがあります。
これは「マメロン」または「切縁結節」と呼ばれるもので、歯の形成過程でできる自然なものです。
複数の発育葉が合わさって歯が作られる際に、その名残としてギザギザが残ることがあります。
通常、噛み合わせによって自然とすり減り、数年で平らになります。
そのためこの場合、心配はいりません。

歯並びや噛み合わせの影響

出っ歯や受け口、開咬などの歯並びや噛み合わせが悪いと、前歯がうまく機能せず、マメロンがすり減りにくい場合があります。
そのため、ギザギザが目立つまま残ってしまうことも。
しかし、機能に問題がなければ、そのままでも問題ないケースも多いです。
気になる場合は、歯科医院まで相談してください。

食生活や生活習慣の悪影響

近年は、柔らかい食事や加工食品の摂取が増えています。
そのため、前歯で食べ物を噛み切る機会が減り、マメロンがすり減りにくい傾向があります。
また、硬いものを噛む習慣がないと、顎の発達にも影響する可能性も。
食事の際に前歯を使うことを意識したり、硬い食材を積極的に摂るなど、食生活を見直してみましょう。
さらに、歯ぎしりや食いしばりの癖も、歯のすり減り方に影響を与えます。

歯のギザギザの対処法

自然なすり減りを待つ

前歯に見られるギザギザ、特に「マメロン」と呼ばれる新しい永久歯の特徴は、成長とともに自然と平らになっていくことがほとんどです。
これは日々の食事や会話などで歯がすり減る過程で徐々に目立たなくなっていくため、特に痛みや不快感がなければ、無理に治療を行わず様子を見るのが一般的です。
特に小児の場合、経過を観察しながら自然な変化を待つことが推奨されます。

歯列矯正による改善

歯のギザギザが歯並びや噛み合わせの悪さに起因している場合、歯列矯正によって大きな改善が期待できます。
矯正治療により前歯の位置や角度が整うと、上下の歯が自然にかみ合うようになり、日常の咀嚼動作の中で前歯の先端が適切にすり減ることに繋がります。
これにより、目立っていたギザギザが徐々に目立たなくなり、機能面だけでなく審美面でも大きなメリットが得られます。

歯を削る治療

どうしてもギザギザが気になる、または機能に支障がある場合は、歯を削る治療も選択肢の一つです。
ラミネートベニアやセラミッククラウンといった方法で、歯の形を整えることができます。
ただし、健康な歯を削る治療なので、慎重な検討が必要です。
当院のような経験豊富な医者がいる審美歯科を選びましょう。
またその際は、歯科医師とよく相談し、最適な治療法を選びましょう。

まとめ

前歯のギザギザは、マメロンという自然な現象や、歯並び・噛み合わせ、食生活などの様々な要因が関係しています。
多くの場合は、自然に治る場合や、生活習慣の改善で改善が期待できます。
しかし、気になる場合は、歯科医院を受診し、原因を特定して適切な治療法を選ぶことが大切です。
医者などの専門家のアドバイスを受けながら、自信を持って笑顔で過ごせるようにしましょう。
ギザギザが原因で、笑顔に自信が持てない方は、ぜひ、一歩踏み出してみませんか。