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歯にヒビが入った時の対処法とは?放置するリスクも紹介

歯にヒビが入ったかもしれない、と感じた時の不安は大きいものです。
食事や会話など、日常生活を送る上で噛むという行為は不可欠ですが、その歯に微細な亀裂が入っているとしたら、気になってしまうのは当然のことでしょう。
原因は様々ですが、放置すると症状が悪化したり、さらに深刻な状態を招いたりする可能性もあります。

今回は、歯にヒビが入る原因や、現れる可能性のある症状、そして万が一その状態になった時にどうすれば良いのか、適切な対処法について解説します。

歯にヒビが入る原因

歯ぎしり食いしばりによる負荷

夜間の歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに100kgを超える強い力が歯にかかることがあります。
この過度な負荷は、歯をすり減らすだけでなく、微細なヒビを生じさせる原因となります。

年齢による歯の劣化

年齢を重ねるにつれて、歯は日常的な使用により徐々に劣化していきます。
これは生理的な現象であり、食事をする以上、歯に負担がかかることは避けられません。
長年の蓄積により、歯質が弱くなりヒビが生じやすくなることがあります。

治療後の歯の弱さ

虫歯治療で神経を取った歯や、大きな詰め物・被せ物をした歯は、健康な歯に比べて強度が低下していることがあります。
神経を取った歯は歯質が乾燥して脆くなりやすく、また、治療に使用された素材(例えばメタルコアなど)と歯質との硬さの違いから、噛む力によって歯根に力が集中し、ヒビや破折を引き起こすリスクが高まります。

歯のヒビの症状

冷たいものがしみる痛み

歯にヒビが入った場合、神経が生きている状態であれば、冷たい飲食物が歯に触れた際にしみるような知覚過敏の症状が現れることがあります。
これは、ヒビから刺激が神経に伝わりやすくなっているためです。

噛むと発生する電撃的痛み

食べ物を噛んだ際に、瞬間的に鋭い電気が走るような、いわゆる電撃的な痛みを伴うことがあります。
これは、噛む力によって歯にわずかな動きが生じ、ヒビが広がったり神経が刺激されたりすることで起こります。

歯ぐきの腫れや違和感

歯の根元に近い部分にヒビが入ったり、神経が失活(死んで)してしまったりすると、歯ぐきが腫れたり、違和感を感じたりすることがあります。
ヒビから細菌が侵入し、炎症を引き起こす場合もあります。

歯にヒビが入った時の対処法

早期発見と歯科受診

歯にヒビが入ったかもしれないと感じたら、まずは早めに歯科医院を受診することが重要です。
見た目だけでは判断が難しい場合も多く、レントゲン検査などで正確な状態を把握してもらうことが、歯を残せる可能性を高める第一歩となります。

状態に応じた治療法

治療法は、ヒビの場所や深さ、神経の状態などによって異なります。
浅いヒビであれば経過観察やコーティング、象牙質や神経に達している深いヒビの場合は、レジン充填、神経の治療(根管治療)を行った上で被せ物をする、あるいは外科的な処置が必要になることもあります。

放置すると起こるリスク

歯のヒビは自然に治ることはありません。
放置すると、ヒビから細菌が侵入して虫歯が進行したり、歯の根元までヒビが深くなり抜歯が必要になったりするリスクがあります。
また、痛みを感じにくい場合でも、気づかないうちに状態が悪化している可能性もあります。
歯ぎしり対策のナイトガードの使用や、硬すぎるものは避けるといった日常的なケアも、悪化を防ぐ上で大切です。

まとめ

歯にヒビが入る原因は、歯ぎしりや食いしばり、加齢による歯の劣化、治療後の歯の弱さなど多岐にわたります。
症状としては、冷たいものがしみる、噛むと鋭い痛みが生じる、歯ぐきが腫れるなどが挙げられます。
大切なのは、これらの症状に気づいたら放置せず、早期に歯科医院を受診することです。
早期発見と適切な診断により、歯の状態に応じた治療を受けることで、歯を長持ちさせることが可能です。
放置すると虫歯の進行や抜歯につながるリスクもあるため、日頃から歯を大切にする習慣を心がけましょう。