
歯にはそれぞれ役割があり、部位ごとに名称が決められています。
その名称を理解することで、歯の機能や特徴をより分かりやすく整理することができます。
ここでは、歯の名称について部位ごとに整理して説明します。
歯の部位ごとの名称
上顎の歯の名称と番号
上顎の歯は、左右それぞれに中切歯(中央の2本)、側切歯(中切歯の横の2本)、第一小臼歯(側切歯の横の2本)、第二小臼歯(第一小臼歯の横の2本)、第一大臼歯(第二小臼歯の横の2本)、第二大臼歯(第一大臼歯の横の2本)、第三大臼歯(親知らず)(第二大臼歯の奥の2本)があります。
番号は、右から左に向かって1番から8番まで付番されます。
また、上顎の場合は11番から18番までと付番されるのです。
例えば、右上の第一大臼歯は16番、左上の第二小臼歯は15番となります。
さらに、親知らずは必ずしも全ての人に生えてくるわけではないという点も重要です。
下顎の歯の名称と番号
下顎の歯も、上顎と同様に左右それぞれに中切歯、側切歯、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯(親知らず)があります。
番号は、右から左に向かって1番から8番まで付番され、下顎の場合は21番から28番までと付番されます。
例えば、右下の第一大臼歯は26番、左下の第二小臼歯は25番となります。
一方、上顎と同様に、親知らずは必ずしも全ての人に生えてくるわけではないことを理解しておく必要があります。
また、歯の生え方には個人差があり、生える時期や本数も人それぞれです。

歯の名称を部位で呼ぶ方法
上下左右の表現方法
歯の部位を正確に表現するには、上下左右を明確に記述する必要があります。
一般的には、「上顎」「下顎」「右」「左」という表現を用います。
例えば、「上顎右第一小臼歯」は、上顎の右側にある第一小臼歯を指します。
同様に、「下顎左第二大臼歯」であれば、下顎の左側にある第二大臼歯を指すといえます。
また、これらの表現を用いることで、歯科医師とのコミュニケーションもスムーズになります。
乳歯と永久歯の表現方法
乳歯と永久歯を区別する際には、「乳歯」または「永久歯」を歯の名称の前に付け加えます。
例えば、「上顎右第一乳臼歯」は、上顎の右側に位置する乳歯の第一臼歯を指します。
そして、「下顎左第二永久小臼歯」であれば、下顎の左側に位置する永久歯の第二小臼歯を表します。
さらに、乳歯は永久歯に比べて小さく、エナメル質も薄いという特徴があります。
歯の種類による名称の違い
歯には、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の4種類があります。
切歯は食物を切るための歯です。
一方で、犬歯は食物を噛み切るための歯です。
小臼歯と大臼歯は、食物をすりつぶすための歯であり、大臼歯の方が小臼歯より大きいのが特徴です。
これらの名称は、歯の形状や機能に基づいて付けられています。
そのため、それぞれの歯の部位を正確に表現する際には、これらの名称を正確に用いることが重要といえます。
加えて、歯の役割を理解することで、日々の歯のケアにも役立ちます。

まとめ
今回は、歯の部位ごとの名称を、上顎と下顎それぞれの歯の名称と番号、上下左右の表現方法、乳歯と永久歯の区別、そして歯の種類による名称の違いについて説明しました。
これらの情報を正しく理解することで、歯の部位を正確に特定できます。
また、歯科医とのコミュニケーションを円滑に進めることが可能になります。
自分の歯について詳しく知ることは、とても大切です。
歯の特徴や役割を理解することで、日々のケア方法を工夫できるようになります。
その結果、より適切なデンタルケアを実践できるようになるでしょう。


